2010年 11年目

3月2,3,4日 凍えた消防団で3匹釣ったが、ビニール袋に入れていたのは逃げられた。竿の穂先が木の枝に絡まっていてそれを外そうとしていたとき。
その後、岩の割れ目で新品のシマノの竿が折れる。CALL教室の件でメールのやりとりをしたりで、昼過ぎから直入荘で仕事をしていた。
三星で刺身は食べた。豆腐のお土産を渡す。森本さんとママの弟さんと友喜美荘の料理長?の3人会なるあつまりと合流。自然薯の焼酎を森本さんが持ってきていて、それが美味しかった。豆庵の豆が好評だった。


3月27日(土)、稲葉川に夕方到着。90度カーブで3匹、しかも最大は25センチ越えの大物。しかしなんと赤いロープに口を結わえて持って帰る時に、ロープから外して逃げられてしまった。歯がゆいこと想像を絶する。翌日3月28日(日)は大利川の上流から敬三叔父と釣ったが、入れ食い状態。15,6匹釣れた。しかし直入荘で、友カンが流されてしまい、誰かの葬式に出席するような気分で落ち込んだ。結果的には、相当焦りながらも100メートル以上下流に友カンを見つけ、心臓をばくばくさせながらも回収。それで刺身にありついた。誰かに刺身をあげた。

4月28日夜、金辺トンネルで覆面パトカーに捕まる。18,000円。ちひろを一人家に残したことを少し後悔しながらの運転最中だった。横竹邸泊。4月29日朝、岩の割れ目で大物含む3匹、池辺鉄橋から釣り上がって4匹。満足、満足。グライダーの滑空場に釣果を敬三叔父に見せに行ったのはいいが、横竹邸の宿代に2匹置いていけと言われ、不愉快な気分になる。宿代としては十分に豆腐を持って行っていたのに。まぁ前回に続き川虫も捕ってもらっているので感謝すべき割合の方が多いのは間違いないのだが、どうもグライダー関係の人間の前では「スイッチ」が入ってしまうようだ。

夕方、大型の川虫をえさにしてのたまりでの挑戦は駄目だったが、社家川の豆腐屋裏で久しぶりに釣れる。しかも25センチの大物。ただし、車を水飲み場のコンクリートに引っかける。30日朝は、社家川の90度カーブの少し手前の桜の木の下で23センチ。大満足。この回から川を上りながらの魚キープには友袋が必需品となった。前回の入れ食いの時から利用し始めたが、なかなか使い勝手が良い。釣り上げた魚を最後まで確保することに相当神経を使うようになった。

5月22日(土)  5月21日(金)の夜9時くらいに家を出る。ちひろは一人で留守番。瀬の本まで運転して車中泊。思いの外気温が低く、ハッチバックに入れたままの防寒着のズボンだけはいて寝る。寝袋も積んだつもりだったが研究室に置いたままにしていた。あとで思えば防寒着の上着も着るべきだった。寒くて4時くらいに目が覚めた。体の芯を冷やした。今回は池辺鉄橋から川を上るつもりだったが、瀬の本は寒く風もあったので、この状態で川に入ったら風邪を引くと思い、水に体をつけずにすむ大利川の分岐点から川を下ることにした。以前、早い時間に大利川の橋の下で4匹も釣れたことがあるので、川虫取りもかねてそこからスタートした。川虫は少し取れたが、あたりは全くない。それで、山道を歩いていつもの場所まで行った。しかしここも全くあたりがなく、おまけに7時過ぎたら、太陽光線が川面に当たり始めてどうも調子がよくない。今回は坊主になりそうな予感がしてきた。

それで早めに止めて、岩の割れ目に行こうと思った。しかし、思い直した。「釣れそうなところに行って、たまたま釣れた、ではなく、自分がどんな釣りをしたいか、どこで釣りたいかを優先しようと。」でないと、釣れても偶然、という結果になり主体的に釣りをしていることにならないと。それで、当初の計画通り池辺鉄橋に向かった。とにかく前回竿を出した場所は素通りして、その次の奥のポイントから釣ろうと。ところが先客がいた。おそらく何度かあったことがある二人連れだろうと思った。車一台を池辺鉄橋にそして(たぶん入れ違いになったのだろうが)もう一台を大利川の合流地点において、延々川を歩くあの二人だ。昨年、大利川の出口の山道を、図らずも教えることになったあの二人だ。だとすれば、自分が釣ろうとしているポイントはいないはずだし、そこに竿を出したとしても、自分があとを釣るわけだから文句を言われる筋合いはない、と思って予定通り川に入った。今回は少しだけ先に行って、以前も降りたことがある竹林を突っ切った。大して距離は稼げなかった。しかも水深はいきなり深いところで、苦労した。

川上に向かって右沿いを進みたかったが、いったん左に行かないと難しかった。その後、大岩がある場所の少し開けた空間が始まるところで、右側に移った。そしてようやく大岩の上の、これまで2回(おそらく)25センチ級を釣り逃がしたポイントで仕掛けを作り始めた。ところがリリアンが抜けてしまった。(滝汗)。もう引き返すしか方法はない、と思ったがそれは今回の釣行をほとんど放棄するようなものだった。冷静になるように努めてなんとか方法がないか知恵を絞った。無理だと思いながらも、必死で考えた。するとハリスを収納するカード入れにガムテープを補強のために付けていた。それをはぎ取ってリリアンと穂先の間に巻き付けた。もう一切れあったので、それも付けた。これで釣りになるとは思わなかったし、もしあたりが来てもここから外れて逃がす展開になるのかもしれない、と覚悟を決めながらもとにかく挑戦はすることにした。これが結局大正解で、今回一番うれしかった点だ。しかし次回以降はアロンアルファや予備のリリアン、そして何より予備の竿は持ってこないといけない。川に入って延々と歩く釣りの時は、途中でトラブルがあったらおしまいだ。

仕掛けを立て直したポイントでは釣れなかった。そしてその上流に上がっていく道?も予想していたより進みづらかった。逆にこんなところにやってくる釣り人はまずはいないだろう。以前、たしか1度つり上げ、1度目の前でバラし、そして一度は木の下からえさに向かって飛びついてきたが、すぐにバラされた場所で竿を出した。10センチの小さいのが釣れたが、その後、そこには深みがあるのが見え、その中からかなり大きな魚が途中までえさを追ってきたのが見えた。実際えさを食い逃げされた。その後何度かえさを流したが、食いついてくる気配がない。おそらくアマゴではなくヤマメだろうと思った。また帰りに挑戦することにして上流へと歩いた。この場所は、思いの外魚影が濃い。釣れたのは10センチ程度の放流サイズというかベビーサイズだが、魚が確かにいる。しかし、あたりだけでヒットしない。竿の調子も不安だ。進みにくい中をがんばって進んで行った。以前25センチを釣ったり、22センチを岩の上に座ってつり上げたが、落としてしまったポイントに着いた。ここもヤマメがいる。何度か食い逃げされた。しかし、瀬の近くでようやく22センチ級をつり上げた。 (^o^)v やった。今日はもうこれで良い。引き返そう。この釣った魚も車に持ち帰って、腹に収まるまで100%まだ安全なわけではないし。十分刺身には出来るサイズだ。刺身を食べる。それが最大の目的だ。で納竿して引き上げ始めた。ところが、先の大物の姿を見た場所でやはり釣りたくなった。餌は黒川虫と小さめの鬼チョロしかない。鬼チョロを餌にすると、また10センチ程度のベビーが釣れた。日差しも高く(11時半頃)、川面に太陽光が差し込んでいた。やはり条件が厳しいか、、、、。しかし「釣れるのではなく、釣らなくては」と思い直した。すぐ近くに川虫がいそうな岩があり、ひっくり返すとまずまずの鬼チョロが取れた。それで再度、深みのあるポイントの少し上に仕掛けを投げ込むと、、、、
来た!ヒット。結構な手応えがある。気持ちは焦るが強引に引き寄せることはせず、少し抵抗に任せ竿を上流側に少し傾けてしのぐ。そして竿の力の方が勝ってきたところで川に入りタモを差し出す。一回で収まってくれない。2,3度取り込みを試みたあとキャッチ!!おお、十分な刺身サイズで太ってもいる。

やったぁ。相当うれしい。リリアンが抜け、それに対応し、ほぼ真昼の太陽光線が差し込む中「釣ったぞー」。これは釣れたのではなく釣ったぞー!
その後、いつもの大石のポイントも、川上に向かって右側に位置取りをすると、良い感じで釣りが出来ることがわかった。実際、一度あたりがあったがその後はなくなった。きっとヤマメがいるのだろう。その後は、いつもの登り口から上った。やはり簡単なのこぎりか何か持ってこよう。(この場では関係ないがジップロックの袋も常に何枚か持っておこう。)

本郷さんの家近くの滝でクーラーに水を追加した。友袋のなかの水しかなかったので。板氷を2つクーラーに入れていたが、あまりの冷たさに、ヤマメがの動きが悪かった。水を一気に入れ替えたが、こうしたときは少しずつならすように少量ずつ入れ替えるのがよいのかもしれない。

で、スーパー足立で昼食購入。いつもの散歩ー焼き豚ラーメン。今日はいつもの同年代の女性はいなくてお婆ちゃん的な人だった。腰までぬれていたのですべて着替えたかったが、さすがに店の脇の路地では着替えをするのがためらわれた。寒くないように車の中でラーメンを食べた。長湯に向かったがチェックインの時間にはまだ早かったし、昼間の若い兄ちゃんでは融通が利かないだろうから、あすかの湯に行った。以前行ったつもりだったが、それは実はながの湯だった。それであすかの湯に初めて行ったが、結構設備投資がされていた。家族湯が6つくらいあった。大浴場は川沿いに露天があった。宮崎から来たお客さんと少し話をした。口蹄疫が大変だが、この人は県北の人だそうだ。泡のでない泡の湯から上がったら立ちくらみがした。その人は、さっと近くまで足を運んで大丈夫ですか?少し横になれば、と言ってくれた。優しい人だ。

で、それからたまりに行った。農作業の人がいつもの坂道の上と、坂道の中も軽トラックを止めていた。小一時間いたが、全くあたりがなかった。それで直入荘へ。5時近かったが、まだ若い兄ちゃんがいた。若めの女性もいた。彼女は私を覚えていたようだ。で、部屋に入って少し仮眠を取って、風呂に再度入って体を温め、お迎えを頼んだ。魚を一匹だけ取り出そうか車のハッチバックで考えていたら、隣の車の人から「釣りですか?」と声をかけられた。福岡からで他の人は赤川荘あたりに泊まっているがこの人は芹川で釣りがしたくて、直入荘にしたそうだ。25センチが一匹釣れたらしい。この人は翌朝も食堂で顔を合わせた。三星にはデジカメも、魚を救う網も忘れていった。ガニ湯の階段で水を入れ替えた。大きい28センチの方を刺身骨せんべいにしてもらった。生レバーさしも食べた。生2杯、生詰め原酒、おでん2つに、白ご飯と味噌汁で4,200円。ヤマメ調理で500円、レバ刺し1,500円、お酒1,400円、おでん200円、ご飯300円、付け出し300円かな?それともヤマメ調理は刺身500円、骨せんべい500円で、レバ刺しは1000円かなー?テレビはタンブリングをやっていた。帰りに息子さんに送ってもらったが、翌日は大雨らしいから、友カンを芹川につからせておくのはやめておいた。翌朝その判断が大正解だとわかり、これも判断の良さに大満足。あの濁流ならおそらく友カンごとロープを切って持って行かれたかもしれない。

6月5日(土)

4日の夜から出発して杖立温泉のお土産屋さんの駐車場で仮眠を取る。その後、横竹邸に行って川虫を受け取るつもりが敬三叔父の車に入ったままだったので、しかたないが電話して起こす。
夜はワラビで食べた。で釣果は、、、。えっと、夕方に潤島川の鬼チョロポイントの下流(敬三叔父が高橋さんから教えてもらった場所)で釣って、敬三叔父が20センチ級を釣った。仕掛けを何度も切るので、仕掛けを譲ってあげた後釣った。えっと、その前は、確か、本郷さんの家の前の滝に、川虫を捕りに行って敬三叔父にあげるつもりが、とれなかった。そのときまだグライダーの屋根の上で塗装作業をしていたはず。

そうか池辺鉄橋から上って、最初の大岩で20センチちょっとを釣って、そのすぐ上のちょっとしたたまりの場所(これまで何度も挑戦したがつり上げたことはなかった場所)で20センチクラスを釣って、そしてその上の2カ所から流れ込む場所で今回最大の25センチ超えを釣ったのだった。で、前回会心の28センチの場所はこのときは釣れなくて、どんどん上に上がっていった。いつか50センチの鯉を釣り上げたり、大物に逃げられたりした瀬にも行って、その上にも上って一匹釣り上げて、更に上ったが餌もなくなり、それ以上上がる気力もなくなって止めたのだった。そして帰りに最後に釣って、友カンをくくりつけていたはずの場所がわからなくなって、焦ったのだった。ただ、そのとき背中に刺していた3,6メートルの竿を落としたのだった。いつ落としたかは不明だが、焦ってこけたのはこけた。あのときの可能性は高い。そうかVAIOのxを持ち込んで、しばらく竹藪を突き進もうとしたが断念したときだ。GPSをテープで帽子の庇に貼り付けたときだ。そしてVAIOxを川に降りる手前の枝に、ビニール袋に入れてくくりつけて、川に入ったのだった。このときにやはり地図表示の出来るGPSがやはりほしいと思い、後日(これを書いている6月25日に)Oregon550英語版をとうとう注文したのだ。で、釣った魚は無事回収したのだが、風船を膨らませてその場所の枝にくくりつけようか、などと考えたのであった。くくりつけたヤマメや友袋ですら、探すのはとても難しい。のこぎりを持ち込んで、竹を切りながら進んだのもこのときだ。そして最初にのこぎりを落として断念しかけたが、途中で止まったので回収した。同じ回収できるなら3,6メートルの竿の方がお金としてはよかったが、、、。

7月9,10日(金、土)(6回目)

金曜日は高専大会の移動日で授業がなかった。一ヶ月以上出かけていなかったので、待ちに待った釣行だ。